Cold

Year of the Spider

Year of the Spider

 アメリカはフロリダ出身のオルタナティブ・メタルバンド「Cold」の3作目。全13曲約64分、ラストの曲「Kill The Music Industy/Gone Away」は3分程度の演奏の後13分程の無音状態が続き、そしてそのまま隠しトラック(Gone Away)に移行します。・・・無音状態いらない!(汗)
 ところで漢字を使わない国の方にとって「漢字」ってカッコよく見えるんでしょうね。私たちが他の言語をカッコいいと思うのと一緒でしょうか。・・・で、なぜこんなことを書くのかといえば、この作品、漢字だらけなんです!まずジャケットには「寒」とあり、その周りには「休日」とか「本日は閉店しました」とか書いてある!(汗)そりゃあ確かに「Cold」は「寒い」であってるけど・・・(汗)ってか「閉店しました」って
アルバムの内容と何一つ接点ないんですけど(汗)
しかもどなたか存じませんが、「寒」ってタトゥー入れちゃってます!(汗)
バンド名に似合わずなんて熱い連中なんだ!!
前置きがかな〜り長くなりましたが、行ってみましょう(笑)
 ジャケットだけ見るとかなりのおふざけバンドですが、その期待は1曲目から見事に裏切られます。1曲目「Remedy」は重くクールなギターリフに力強いヴォーカルを乗せて展開。これ、メチャクチャカッコ良いです(汗)ジャケットはきっと何かの間違いですよ!ジャケットが中身に遥か遠くに置いてかれてしまっています!
 全体としての雰囲気はバンド名通り陰りのある、寒々しい空気に包まれています。現状からの脱却からを訴え、力強く歩めと歌うヴォーカルは非常に説得力に富んでおり、なかなかのポテンシャルを持っているように感じます。ギター陣は時折ポストロック的な演奏技法を取り入れ、重いギターとの対比が聴いてて心地良い。アコギやシンセサイザー、エフェクトなどを用い多くの展開をみせますが、そのどれもが安定しており、非常にハイクオリティな出来栄えと言えるでしょう。
 さて、簡単に紹介しましたが、
やっぱりジャケットで損してますなぁ(汗)
この作品、個人的にはロックが好きな方には是非オススメしたい!下に1曲目「Remedy」の動画を張っておくので、是非試聴してみてください!
 ちなみにこの作品、
曲中には一切日本語とか出てきません(汗)
↓1曲目「Remedy」