Colosseum

Chapter II: Nunquam

Chapter II: Nunquam

 フィンランドのフューネラル・ドゥーム・アーティスト「Colosseum」の2ndアルバム、全7曲約58分。
 60年代から活動するイギリスのロックバンドと同名であるため、勘違いして購入してしまう方が多数発生した模様。
 もはやAmazonに仕掛けられたブービートラップである。
 購入してしまった方々からは悲嘆の叫びがこだまし、Amazonのレビューにもその悲しみの声が寄せられている。そりゃあそうだ、ジャズやブルースに大きく影響を受けたプログレッシヴなロックが聴きたかったはずなのに
 ディスクから流れてきたのは亡者の呻き声。。。
 あまりにも気の毒なのでAmazonのレビュー全部に「参考になった」と投票しておきました。
 では本題に。音楽性はシンフォニーを強調したゴシック系フューネラル・ドゥーム。Shape of Despair、Funeral Tears辺りが近い音楽性と言えますが、それ以上に煌びやかな曲構成となっています。全体的にメロディが充実しており、ギター、キーボードの働きが素晴らしい。特に2曲目「Towards The Infinite」の後半の盛り上がりは聴く者に大きな絶望感を感じさせること間違いなしの逸品。。。下に貼っておきます。
 このアーティストは耽美性にステータス極振りしているため、ゴシカルな音楽性が苦手な方にとってはもはやアウト・オブ・眼中。しかし、シンフォニックで暗い音楽を求めている方にはイチオシの作品ですので、気になる方は視聴してみてくださいな。


↓2曲目「Towards The Infinite」 グラウンドを整備してるおっさんにしか見えん。