Siebenburgen

Loreia

　これはスウェーデン出身のメロディックゴシック・ブラックメタルバンドのファーストアルバムで、全10曲約52分、どの曲も同じくらいの長さなのでだらだらせずに一気に聴けてしまいます。そしてさすがスウェーデン出身のメロブラ、メロディが一際煌めいていますよ！Siebenburgen（ジーベンビュルゲン？）という分かりずらい読み方さえ除けばもう完璧です！
　曲調は全曲疾走気味で、哀愁をまとったトレモロリフが心に沁みます。。。特に一曲目の「Vampyria」、四曲目の「Ungentum Pharelis」、六曲目のタイトルトラックである「Loreia」、九曲目の「Morgatria」はメロブラ好きなら悶絶できる出来栄えですね。実際ここにも悶絶死寸前になった人間がいますよ（汗）ちなみにキーボードの使用はまったくありません。
　しかしこのバンドの特徴はなんといっても女性ボーカルの存在でしょう。このアルバムが作成された当初はまだ正式なメンバーにはなっていませんでしたが、はっきり言ってこの女性ボーカルがいなかったらこのバンドはいつまでも有名にはなれなかったと思います。この女性ボーカルはとくに歌詞を歌うわけではなく単なるコーラスの一部なのですが、それがかえって怪しい雰囲気を醸し出しているのです。
　ところでこのバンド、全曲スウェーデン語（？）なんですよね。それで実は一部日本語に聴こえる部分があるのですよ（汗）友達と聴いてて気づかされたのですが、一曲目の２分５０秒辺りに「こうでねぇ、こうでねぇ。こっち捨てればビリや」と確かに言っているのです（大汗）これには驚きましたよ〜。このページを見た皆さんもぜひ聴いてみてください。本当に聴こえますよ（汗）
　このアルバムは疾走系メロブラが好みの方にはぜひオススメします。またブラックメタル初心者の方でも十分いけるかと思いますので、ぜひ試聴してみてください。

↓1曲目「Vampyria」