Flying


A Proud Bird

 今回は画像だけで勘弁してください(汗)彼らはウクライナ出身のメロディックデスメタルで、まるでIn Flamesのような抒情的メロディがカッコいいとマニアの間では話題騒然のバンドです。しかしあまりにもありきたりなバンド名のため、検索にも引っ掛からずにその存在はネットの闇の奥深くに沈んだままでした(汗)・・・たぶん。
 今作はそんな彼らのファーストアルバムで、全10曲40分、5、9曲目がインスト、10曲目がボーナストラックという構成です。曲調はメロイックツインギターとツーバスでひたすら疾走!という分かりやすくて気持良いつくりになっていて、若き日のKalmahを彷彿させるような感じです。キーボードは雰囲気程度として使用され、全てはメロディアスなギターリフだけでできています。
 これは確かに話題になるほどの力がありますね〜。特にスピードとメロディ重視の日本では人気がでるかもしれません。このレベルならそのうち日本盤も出るんじゃないでしょうか?しかしこの独特なボーカルで好き嫌いが別れるかもしれませんね。高音デスボイスと低音グロウルというツインボーカルなのですが、高音の方がブラックメタル的でこもった感じなんですよ。ここが唯一周りから受け付けられない点なのかも知れません。・・・まぁ普段からイカれたボーカルを聴いている私にとっては至って普通なんですけどね(汗)
 そして私が最も驚いた点、それはボーカルの発音です!歌詞と照らし合わせてもどこを歌ったのか全く分かりません!分かり易く例えるならロードワーム在籍時のCryptopsy!メロデスにも存在したとは驚愕です!
 ちなみに私の特にお気に入りのトラックは1、4、7で、これらはもはや傑作と呼んでいいほどの出来栄えだと思います。ってかこのアルバムはほとんど捨て曲ないんですけどね(汗)
 このアルバムはIn Flames、初期のKalmahが好みの方にはぜひオススメします。また、疾走系でメロディアスなギターリフが聴きたい方にもぜひオススメします。しかし、くせが強いボーカルが嫌いな方は控えた方が良いかも知れませんね。
 最後に、このアルバムはなかなか入手が難しいかも知れないので、聴きたいと思って見つけたら即時購入することをお勧めします。

↓曲これしか見つからない!(汗)