Sirenia

13th Floor

　ノルウェーのシンフォニック・ゴシックメタル・アーティスト「Sirenia」の2009年発4thアルバム、輸入・再発盤全12曲約56分。
　私が入手したのはボックスセット盤（？）のようで、10〜12曲目がボーナストラックとなっています。ただ、その内容はアルバム中の曲のインストゥルメンタル・バージョンとラジオミックス・バージョンなので、特に聴く必要はないかと思われます(笑)
　作品ごとに毎回ヴォーカルが交代することで有名なこのSirenia。。。もはや元TristaniaのMorten Velandによるソロプロジェクトであると言っても過言ではなく、ギタリストとドラマーはライブ要員という位置づけです。ということで本作のヴォーカルもやはり変わっており、今回はなんと・・・元アイドル！？
　2ndアルバムと比較すると（私は2ndと4thしか聴いたことがありませぬ！）、本作ではダークで耽美な雰囲気とデスヴォイスの割合が減退し、その代わりに聴きやすくポップな雰囲気が前面に押し出されました。それは本作のヴォーカルがこのジャンルにしては平易な歌唱法であることと、歌によるサビメロを重視するようになったことが要因であると考えられます。さすが元アイドル、ポップさの演出に関して右に出るものはおりませんなぁ。。。
　作品ごとにヴォーカルを変えることでその作風を少しずつ変えるとはなかなか面白いアーティストですね〜。その点で本作はかなり聴きやすい作風となっています。デスヴォイスは控えめで、代わりにクワイアの使用がかなり多いです。また、サビメロはかなり印象に残りやすいキャッチーなもので、このジャンルの入門にはもってこいだと思いますよ。
　さて以上で終わりますが、本作はジャンル初心者向けまたは
　ヘヴィメタル洗脳兵器の一つ
　として大いに推奨したいと思います！皆さん！もしメタルを聴かない友達が「なんかイイ曲ない？」とか言ってきたら、その時はこのSireniaの2曲目「Lost In Life」を聴かせてあげましょう！これは使えますぞ〜、ムフフ(不敵な笑み)
　

↓2曲目「Lost In Life」　Hail metal!Hail metal!(ΦωΦ)ノ