Into Eternity

Scattering of Ashes

Scattering of Ashes

 カナダ産プログレッシヴ・テクニカルメタル・バンド「Into Eternity」の4thアルバム、輸入盤全11曲約41分。
 日本での彼らの知名度はかなり高く、なんと日本語のWikipediaに情報が載っています!そしてついに本作から日本盤がリリースされたそうで、そちらにはアルバム中の曲のリミックスバージョン2曲がボーナストラックとして入っているらしいです。なんてメジャー感!(驚)
 本作はバラエティ豊かな一作です。男しかいないながらも多様なヴォーカルスタイルに、テクニカルかつメロディアスなギター、そしてブルデスが如き激しいドラミングを聴くことができます。当然ながら変拍子も多く、アグレッシヴ・パートからメロディアス・パートへの移行はかな〜りCool。特にメロディアス・パートのギターはかなりカッコイイ!この点で2、3曲目が気に入りっております。。。
 基調としているのはデスメタルですが、デスヴォイスの使用は控えめで、逆に血管ぶち切れそうなハイトーンヴォイスがよく登場してきます。初めて聴いたときはその・・・なんというか、
ドラえもんの声優が変わった時のような違和感
に胸が痒くなるような謎の"わだかまり"を感じたのですが、聴いていると慣れてしまうもので、今ではこれも一つの表現方法として聴けております(笑)
 以上ですが、本作は聴く者を選ぶ作品だと思います。過去の作品と比較すればかなり聴きやすくなったようですが、それでも好みは別れるでしょう。個人的には割と普通の作品でした。ただ、カッコイイ部分はかなりカッコイイので、そこで評価は上がりますね。あともう少しデスヴォイスを増やして欲しかったなぁ・・・。


↓3曲目「Nothing」 暗黒成分が不足しています。