Amorphis

The Beginning Of Times

The Beginning Of Times

 ここまできました!スオミの国民的プログレッシヴ・メタル・アーティスト「Amorphis」の10作目、輸入盤全12曲約54分!先に言わせていただきます。。。今作は彼らの最高傑作です!!(←毎回傑作言ってるとか言うなー!)
 本作の音楽性は前作同様で、また今回の歌詞も叙事詩「カレワラ」を舞台とし、神秘性と悲哀性のコントラストを描きます。今回の主人公は老賢者ワイナモイネン。彼が結婚を求めた相手は海で溺れて美しい魚となります。そしてその後、彼は海で美しい魚を釣り上げ、料理しようとするのです。。。これが今回の物語の簡単な要約でしょうか。この物語を知ったうえで本作を聴くとまた違った捉え方ができると思いますよ〜。
 このアーティストの音楽性は既に確立されており、神秘性を帯びた煌びやかなシンセに重くメロディアスなギターリフ、そしてクリーンヴォーカルとデスヴォーカルを交錯させ、また様々な楽器を用いてプログレッシヴに展開します。今ではすっかりお馴染みのパターンになってしまいましたが、それでも飽きを感じさせない曲構成ができる彼らは間違いなく一流。。。このタイプの曲構成が大好物の方にとっては、聴いた途端に自然と笑がこみ上げてくること請け合いですっ。
 ちなみに私のお気に入りトラックは1、2、3、4、8、10曲目。アルバム前半の曲のメロディライン、素敵過ぎます!そして8曲目ですが、この曲はどことなくDark Lunacyに似た雰囲気を感じました。ロシア的といいますか、暗く悲しげなメロディラインがGood!
 というわけで、この系統の音楽性が好みの方は高確率で気に入っていただけるかと思います。。。そして最後に、なんと本作の2曲目「Mermaid」と4曲目「You I Need」が、カラオケ(DAM)に登場しました!
 Amorphis、ようやくです!!
 この調子で早くSilent Watersを入れてください!(笑)ただ、私の地域のDAMが遅れていて、既に入ってるなんてことは・・・ないですよね?

↓4曲目「You I Need」。ってかこのPVの18秒時に映るEsa Holopainen氏のギターストラップ・・・
 「肉」
 って書いてある!!!