Fleshgod Apocalypse

Agony

Agony

 イタリアン・シンフォニック・テクニカル・ブルータル・デスメタル・アーティスト(←やっぱり長っ!)、通称
キルハーモニー交狂楽団「Fleshgod Apocalypse」(←欠かせません)
の第二章(2ndアルバム)、全10曲約50分。。。
 前作ではクラシカルながらも硬派なテクニカル・ブルデスを演奏していましたが、本作ではついに
シンフォニーを大々的に導入。サポートメンバーとしての位置づけだったクラシック系担当のFrancesco Ferrini氏が正式加入した影響か、
途切れることのないシンフォニーの嵐がグラビティブラストと共に襲いかかります!
 本作では前作の音楽性をさらにクラシカルに昇華させた結果として、ついにハイトーンのクリーンヴォーカルが登場、これにはさすがに驚きました(笑)ギターは相変わらずクラシカルなフレーズをトレモロで弾きまくり、ドラムはやっぱりキチガイっぷりを発揮。。。もはや
この人グラビティブラスト以外の演奏方法知らないんじゃないか
ってくらいの暴走っぷりは、痛快極まりません!このスピード・・・藤原豆腐店もビックリですよ!(爆)
 本作は曲構成以前に、アルバム構成自体がオーケストラ風に完成されています。曲のタイトルの初めには「The」と入れて統一感を出し、第〜楽章とでも呼ばせたいような雰囲気が漂っています。そして曲と曲の合間を無くすことで、完全に一つのオーケストラ曲を完成。。。スゴイ!ここまでやるなんて感動ですよ!
 ちなみに本作の命題は「解放されることのない苦悶からの解放」という、
ブルデス史上類を見ない人間らしいコンセプトに基づいており、ジャケットはその人間を表現したものだそうです。・・・だぁが、しかし!このジャケット写真
 どっからどう見ても捕獲された変態
にしか見えません!!!!ブルデス史上類を見ない人間らしいコンセプトがぁぁぁ!!!ジャケ買い率0%だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
 はぁ・・・はぁ・・・、少し興奮してしまいましたが、ラストはやっぱりピアノの耽美なインストで幕を下ろします。これもどこかで聴いたことがあるような・・・。分かりませんが(笑)
 とまぁこんな感じの熱い作品です!私はかなーり気に入っています!ジャケットで90%くらい損してますが、中身は最高峰ですよ!クリーンヴォイスとかシンフォニーが邪魔という硬派な方には絶対にオススメしませんが、シンセ系メロデスが好きな方にはかなりオススメします!私は文句無しで悶絶しました!


↓3曲目「The Imposition」。私のお気に入り♪