Fleshgod Apocalypse

Oracles

Oracles

 今海外で「Behemoth+ラフマニノフ」と話題沸騰中のイタリアン・シンフォニック・テクニカル・ブルータル・デスメタル・アーティスト(長っ!)、通称
キルハーモニー交狂楽団「Fleshgod Apocalypse」
の1stアルバム。全10曲約38分、ラストはどこかで聴いたことのあるようなインストゥルメンタル
 冒頭でも軽く触れたように、本作はブルデスとオーケストラを組み合わせるという、もはや

生ハムメロンをも超越した唯一無二の音楽性
を誇ります。合うわけないのに合っちゃった時の爽快感がこの作品の醍醐味。。。この感じ、どことなくツンデレっぽいですね!(←暴走開始)
 本作の音自体はまさしくテクニカル・ブルデスのそれ。ガガガガ!キュイーン!というギターにうねりまくるベース、そしてグラビティロール・ブラスト全開のイカれたドラミング、そしてヴォーカルはBehemoth系の低音デスで進行します。・・・だがしかし!他のバンドと大きく異なる点は、クラシカルなフレーズがふんだんに用いられているということ!ギターはクラシカルで複雑なリフをトレモロで刻み、曲と曲の間に時たまオーケストラ風のインストが挿入されています!そしてバスドラ爆走!(←クラシカル関係ねーとか言うな―!)これらが相俟って、見事カッコよすぎる出来上がりに!また、ブルデスパートとオーケストラパートが峻別されている点はなかなかの好印象。。。ハイレベルです!
 ちなみに個人的にはどの曲もお気に入りですが、強いて言うならやはり1曲目と10曲目。1曲目はギターのアグレッシヴかつクラシカルなフレーズとドラムの美しすぎる音色がお気に入り。そしてラスト10曲目はブルデス史上初めての(適当です)耽美なインスト!どこかで聴いたことがあるような気もしますが、まぁ気にしない!ちなみに歌詞は一応書いてあるのですが、細かい上に筆記体なので解読不能な状態になっております。。。イエーイ。
 以上簡潔な説明ですが、本作は要するに
クラシックの要素を大きく取り込んだブルデスということです!爽快感抜群!ってなわけなので
薄利多売でお客の回転率を上げたいあなたにオススメします!!