The Red Death

External Frames of Reference

External Frames of Reference

 知りませんでした(汗)このアーティストが最初はメロデス/メタルコアをやっていたなんて・・・。しかも日本盤が出ていたなんて・・・!ニューヨークの元メタルコア・アーティストの1stアルバムです(汗)全10曲約38分。
 先日紹介した2ndアルバムではメロデス/メタルコアの要素は身を潜め、デスコアの方向に突っ走って行きました。しかし、本作は正真正銘メロデス風味のメタルコアを演奏しております。冒頭だけを聴くとブラックメタルに聴こえますが、その後はI killed the prom queenからクリーンヴォーカルを抜いたような曲調に変わります。
 ヴォーカルはブラックメタルによくある高音域のデスヴォイスと、たまに低音域のデスヴォイスを用います。あと、声質的にはAt The Gatesに近いかも知れません。またメロディラインは全体的に整っており、ビートダウンも交えながらアグレッシヴに展開します。ただ若干ドラムの音が軽く感じることもありますが、まぁ1stであることを考えたら妥当でしょうか。あまり気にはなりません。
 ちなみにアルバムタイトル「External Frames Of Reference」は心理学系の言葉で「外的照合・準拠枠」を意味し、本作では人間の内面性について歌詞が綴られているようです。なるほど、知的なアーティストはなかなか魅力的ですね〜。

 以上で終わりますが、本作もやっぱり
普通に良い
というやつですね(笑)突出した何かはありませんが、聴いていて悪いとは感じません。普通に良いのはこのバンドの宿命なのでしょうか(笑)