Evoken

Quietus

Quietus

 アメリカ出身の暗黒デス・ドゥーム・アーティスト「Evoken」の2ndアルバム、全7曲約63分。
 一度の再生で60分以上にも渡り重く鬱々とした葬送曲が演奏されます。いや、もはや葬送曲というか、
葬式そのもの
 って感じですかね。。。特に5曲目「Quietus」は歌詞、曲構成ともに最上級の暗黒性を誇ります。ちなみにこの曲はこのアーティスト中最も好きな曲です(笑)
 音楽性については1stと変わりませんが、若干耽美度が減退した印象を受けます。重苦しいギターリフを骨子として、その陰にキーボードの音をうっすらと被せる感じでしょうか。前作程の暗黒的な煌びやかさはありません。しかし、本作では前作に比べて曲の展開が多く、さらにヴァイオリンやアンビエント、演説などのギミックが加えてあります。これはこれで良い変化だと思いますよ〜。そして私好みであるヴォーカルの深みは増す一方で、その呻き声はもはや美声としか言いようがありません。ええ、美声ですよ、美声。。。
 さてさて、私のお気に入りトラックは3,5,6ですが、前述の通り5曲目「Quietus」がタマリマセン(笑)沈み込むようなグロウルにアルペジオを用いたリフ、自己主張し過ぎないキーボ―ド・・・。ってこんなこと書いたら私の好みがどれほど危険なものなのかばれてしまいますね〜(笑)ちなみに下に動画を貼っておくので、気になる方は聴いてみてください。
 以上ですが、これはこの手のジャンルが好きな方だけにオススメしたいですね〜。それ以外の方は聴かない方が良いかも。