The Liquescent Horror


「A Funeral for Things Undying」

 アメリカ産ドゥームメタルバンド「Fall of Empyrean」に所属するヴォーカルのサイドバンド「The Liquescent Horror」のファーストアルバム。全10曲約39分。
 ジャケットを一目見る。暗い。ジャケットの裏を見る。黒い。実際に聴いてみる。まさに暗黒。。。さすがはクラシカル・フューネラル・ドゥーム。究極の安息音楽です。
 フューネラル・ドゥームと書きましたが、そこまで遅いというわけではありません。ただ、暗さは最上級です。クラシカルと言われる所以はその独特な曲構成にあります。ほとんどの曲がヨーロッパを意識、とりわけヨーロピアン・クラシックを意識したような構成で、ピアノの使用頻度が高く、ギター陣との比率は半々といったところ。アンビエントの要素も垣間見られますね。頑張って簡単に例えるなら、Lacrimosaをさらにダークにして超低音デスヴォイスを導入した感じでしょうか。・・・やっぱり例え方は難しい。。。
 まぁ簡単に説明するとこんな感じなのですが、これはクラシック好きなメタラーさんにオススメですね。ちなみに歌詞は暗黒。愛する者の死に打ちひしがれ、絶望する。そして徐々に崩壊していく人格。それはついに狂気へと姿を変える。ラストトラックのタイトルは「Perdition Beckons」。「希望」とは何なのか?そんなことを考えさせられる作品です。。。


Myspaceです。お先真っ暗です。
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