Genocidio


「Hoctaedrom」

 「音がこもっている、音が小さい、音がチープ」の所謂「3音」(※そんなこと言われてません)が我慢できる方だけどうぞ。また、購入時はアマゾンを避けることをお勧めします。ぼったくられます。法外なお値段です。Funeris Nocturnum、Gutevolk程ではありませんが、高額なのは間違いないです。粘って違うとこで探しましょう。さて、行ってみますか。。。
 90年代に活動を開始してから未だに活動を続けるブラジリアン・デスメタルバンド「Genocidio」のセカンドアルバム(?)です。恐ろしくチープなジャケットに悪魔崇拝してそうなメンバー四人(ハゲ×1、ロン毛グラサン×3)、そして案外ノリのいい音楽性が特徴。。。あと歌詞は期待しない方が良いです。普通のデスメタルです。
 Obituaryがミドルテンポで展開するのに対し、こちらは結構疾走感があります。ブラストします。それでいてたまにメロディアス。聴き易いといえばそうかもしれませんが、ただヴォーカルが少々好き嫌い分かれるかも知れませんね。Obituaryはシャウトしていますが、こちらは本格的にデスっております。。。簡単にいえば最近のKalmahのように低音で呻くタイプですね。個人的には好きですが、嫌いな方は注意でございます。。。
 本作は全11曲約38で、一曲一曲が2分〜3分と短いです。ただ、9曲目のタイトルトラック「Hoctaedrom」だけは約7分というデスメタルにしては長い曲となっております。この曲は展開が多いですね〜。語ったりアコギパートに入ったり、しかもデスヴォイスを使わないという。。。プログレを意識してるんでしょうか?ちなみに10曲目の「Countess Bathory」はVenomのカバー。本家より音質が悪い(笑)でもまぁこれはこれで有り・・・かな?
 というわけです。個人的には普通ですね。購入しようか迷っている方はまず試聴しましょう。その後に買うかどうか決めた方が無難です。ちなみに割とちゃんとやってるオールドスクールデスメタルだと思いますよ。


↓立派な公式サイトまでありました(汗)
http://www.genocidio.com.br/discografiaeng.html