FireHouse

Good Acoustics

Good Acoustics

 アメリカン・ハードロックの金字塔「FireHouse」の96年発の四作目。個人的にはアメリカのハードロックはそれほど好みではないのですが、このバンドの切ない感じ、イイ!・・・と言っておきながら紹介するのはそんな彼らのセルフカバー・アコースティックバージョン。。。歌詞は恋愛モノ、その辺のバンドなら歯牙にもかけないのですが、このアコースティックカバー、並みのカバーではありません!(汗)
 使用される楽器は当然ながらアコギ中心ですが、たまにシンセなんかも入ります。成功したアコースティックカバーなんてそうそうありませんが、このバンドは違いますね〜。全体的な構成はこの上なくシンプル、しかしながら原曲のイメージはそのままに、ハードな部分だけを削ぎ落として全体的にソフトに仕上げています。
さ・わ・や・か〜!
普段は暗黒暗鬱陰鬱蔭黒陰険陰湿陰(以下略)な音楽しか聴いてない私が!突然こんな爽やかなものなんか聴いたら!
溶けちゃう!!(汗)
 ・・・と、そのくらい爽やかな作品です(汗)全11曲約44分で、これより以前に発表された3作品からのカバー(1作目から2曲、2作目から1曲、3作目から3曲)とあとは新曲でしょうか。よく見るとアコースティックに適してそうな曲ばかりカバーしていますね(笑)個人的には2作目「Hold Your Fire」からもっとカバーを出して欲しかったですよ〜。「Reach For The Sky」とか「Hold Your Fire」とかをカバーしたら、またそれはそれで名曲決定だと思うんですけどね(笑)またやってくれないかな〜。あ、ちなみに前半3曲はかなり良いですよ。。。
 さて、今作はメロディアス・ハードロック、いや、洋楽のロックを聴く方全般にオススメしたい作品です。これはもっと有名になるべき作品だと思いますよ。切な系爽やかロックが好物な方は、今すぐカモーン!(←ハードロック風に)