The Sorrow

Blessings from a Blackened Sky

Blessings from a Blackened Sky

 「ザ・ソロウ」と聞いてメタルギアを連想したそこのあなた!・・・いいセンスだ。
 ではなく!この「The Sorrow」はオーストリア出身の王道メタルコアバンドなのです!その特徴は何の捻りもない王道メタルコア路線を突っ走っているということで、ビートダウン・モッシュパート全開の爽快感溢れる硬派なサウンドを激しく展開しております!なるほど、オリジナリティも徹底的に無視し続ければいずれはそれがオリジナリティになるという考えなのですね!(←たぶん違います)では行ってみましょう〜。
 今作は彼らの記念すべきファーストアルバムで、全12曲約50分、5曲目がインストという構成。そしてその間何の説明もいらないような爽快なメタルコアが演奏されます。・・・いや、ちゃんと説明はしますよ!?(汗)タイプとしてはI Killed the Prom Queen、Parkway Driveのようなメロディアスな感じで、これらのバンドが好みならこのバンドも間違いなく気に入ることでしょう。メロディックデスメタルの要素が入ったメタルコアはものすごい人気ですからね〜。・・・しかし、どうしてこのバンドは日本であまり有名じゃないんでしょうか(汗)俗に言う「カッコいいメタル」なんですが。。。まぁこのセンスならこれから知名度も上がることでしょう!
 曲調を簡単に例えるなら、Killswitch Engageをもっとメロディアスにした感じといえば分かりやすいかも知れませんね。いや、もうホントこれ以外例えようがないです(汗)ドカドカと時たま疾走するドラム、ゴリゴリとアグレッシヴなギター陣、ギャアギャア叫びまくるヴォーカル、そしてたまにメロメロするヴォーカル&ギター陣。。。個人的にはメロメロするヴォーカルは必要ないですね〜(汗)ちょっと技量不足なのでしょうか、あんまり印象に残りません。やはりこのジャンルでメロメロするには現All That Remainsのヴォーカルくらいにならないとですね〜。まぁ現在までに3作も出てるんで、そちらに期待しましょう!
 ってなわけで、本作は上記のバンドが好みなら結構イケると思いますよ(笑)ただ、「メロディなどという甘ったれたもんは邪魔でしかねぇ!!」という熱い方にはオススメできませんので、ご注意を。。。