Imaginary Flying Machines

プリンセス・ジブリ

プリンセス・ジブリ

 最近話題の凶悪トリビュート・アルバム。その名も「Princess Ghibli(プリンセス・ジブリ)」。。。何気なく友人と立ち寄ったタワレコで発見、試聴、抱腹絶倒、即購入のシンプルな流れで入手した一枚で、中身はなんとも爽快なメロディック・デスメタル!!(汗)しかも作品を手掛けるにあたっての中心人物はイタリアのマルチプレイヤー「エットレ・リゴッティ」!中堅メロデスバンドを引き連れて何してるかと思えば、こんなことしてたのか!!!(汗)・・・しかしこれは・・・良い!!!ジブリの名曲が迷曲として復活!!BPM150(←適当)のジブリを聴ける日が来ようとは!!では簡単に行ってみよ〜。
 1曲目から強烈なインパクトで聴く者にカルチャーショックを与えるのは「となりのトトロ(My Neighbor Totoro)」!おなじみのメロディが明らかに場違いな絶叫で掻き消され、アグレッシブ全開のギターリフに破壊される!!そして無駄にカッコいいギターソロ!!それにしても絶叫しながら
森の中に昔から住んでる!!
って言われても、住んでるのは「子供をさらっては喰らう悪鬼」にしか聴こえん!
 2曲目は私が昔から大好きな天空の城ラピュタの「君をのせて(LAPUTA: Castle in the Sky)」!煌びやかなシンセに重いブラストをかましつつ、現Blood Stain Childのソフィア嬢がクリーンに歌う!そして一度聴いたら忘れられないバックコーラス(デスボイス)!ヒステリックなスクリームで「とぉさぁぁぁぁぁぁぁん!かぁさぁぁぁぁぁぁん!」。一体二人の身に何があったというのか!!!(汗)ちなみにこの曲は個人的に今作中最高の出来栄えだと思う。。。
 4曲目はもはやただのネタ、「崖の上のポニョ(Ponyo on the Cliff)」(笑)いかつい男が殺意むき出しで「おんな・の・こぉぉぉぉお!」、もはや犯罪!曲調はすでに原曲を破壊。サビ部分はモッシュパートになってしまっていて、ここを聴いて笑わなかったやつを私は知らない。電車の中で聴く際はマスク着用を推奨します!!
 10曲目の「時には昔の話を(Porco Rosso)」は紅の豚からで、初めて聴いた時はもはや何の曲なのかまったく分からない程に崩壊(汗)普通の歌物っぽくなっているが、バスドラ全開・トレモロ全開の超疾走曲へと変貌し、さらにギターソロまで弾いている(汗)・・・原曲の切ない感じは今いずこ!
「飛べない豚は、ただの豚さ」
いや、ぶっ飛び過ぎです(汗)
 ・・・とまぁお気に入りだけ紹介したわけですが、この作品、ネタレベル100ですわ(笑)賛否両論あるらしいですけど、私は大好きです!ところでこれはプロジェクトということですが、第二段ってあるんですかね?あるならちょっと期待しちゃうんですけど(笑)
 ってなわけで、アグレッシブなジブリをお求めの方(←誰?)はぜひどうぞ!!!