Raintime

Flies & Lies

Flies & Lies

 日本盤が出されるほどの人気バンド、Raintimeのセカンドアルバムです。彼らの出身地イタリアと言えば、Rhapsody、Skylark、Dark Lunacyといった大御所が瞬時に思い出せるほどの、超絶哀愁国家(←そんなことは言われてません)ですね〜。少しマニアックなところではStormlordとかLunarseaとか、どこまで行ってもキラキラキラキラ・・・。まぶしい・・・!まぶしいよぉぉぉ!!
 本作は全11曲約46分で、Soilworkの音楽性をもっと極端にした感じといえば分かりやすいでしょうか。本家より煌びやかに、そしてよりエクストリームな音楽性で、どちらかというとパワーメタルからの影響が強いように感じます。ってかパワーメタルの要素の方が強いですよ。ボーカルのクリーン率が高く、サビもちゃんとありますし。特に5曲目の「Finally Me」はその典型ですね。もはや上質なパワーメタルですよ。ちなみに現在この曲がお気に入りで、ヘビーローテーション中であります(笑)Excalionが好みの方はぜひどうぞ(笑)
 さて、このバンドの作品はこれしか聴いてないので前からどう変わったとかは分からないのですが、今作を聴く限りではものすごいハイレベルです。どのくらいハイレベルなのかというと、マイケル・ジャクソンの名曲「Beat It」がもはや原曲よりも気に入ってしまうほどカッコよくなるレベルです(汗)ハイ、よくわかりませんね(汗)まぁとにかく、この作品の曲はデスとクリーンの使い分けが本当によくできていて、サビでの盛り上がりは凄まじいものを感じます。そしてそれに絡むひんやりとしたキーボードの音色がまたなんとも・・・。ってかこれは純粋にカッコいいです!ギターメロディも満載で、もう言うことなし!・・・最初からこう書いとけばよかったかな(笑)
 ってなわけで、メロディ重視でアグレッシブな音楽をお求めの方、これは一押しですよ〜(笑)ちなみに個人的には1,2,5,9,10,11が好みです。特に10曲目は中世ヨーロッパをイメージしたかのような一分程度のインストで、そこからなだれ込むラスト「Matrioska」はまさしく悶絶級!名作決定じゃい!