Burden Of Grief

Fields of Salvation

Fields of Salvation

 久っっっし振りに普通のメロデスを聴きました(笑)ドイツ出身のメロディックデスメタルバンドの三枚目のアルバムです。私はこの作品しか持ってないので彼らのことはよく分からないのですが、デビューした時から結構人気があったらしいですね。では当たり障りのない程度にいってみましょう〜。
 今作は全9曲約40分という非常に聴き易いつくりになっていて、タイトルトラックの「Fields Of Salvation」はインストという構成です。ツインギターのはもりにガナり系のデスボーカルが絡み、時たまブラストするドラムが心地良く疾走するというまさしくメロデスの王道で、たまに入るキーボードがまた魅力的のカッコいい一作に仕上がっていますね〜。これは聴き易いです。
 そしてこのバンドの最大の持ち味はおそらくツインギターの使い方でしょう。アグレッシブに突撃する場面とメロディアスに聴かせる場面との区別が明確になされているため、このバンドの攻撃性が見事に活かされています。これでブルータル好きなメタラーの方にもアプローチしてるわけですね。納得です。。。
 ただ、一度聴いた後に印象に残るメロディがなかったというのが正直な感想です。確かに全曲クオリティが高く、そこら辺のバンドとは一線を画すと言っても良いほどです。しかし、突出して良いという曲はありませんでした。繰り返し聴くとじわじわと良さが分かってくるのですが、一聴しただけでは「もう終わり?」というなんだか物足りない感じに襲われます(汗)
 ということで、今作は危うくCDの肥やしになるところでした(汗)やはり一曲でもインパクトの強い曲が欲しいですね〜。今作はメロデスが好きな方にオススメしますが、よく聴かないと良さに気付かないかもしれません。注意して下さい(汗)