Seal

System

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 彼はイギリスのソウルミュージシャンで、映画「バットマン・フォーエバー」の主題歌を歌って一躍有名になりました。その「Kiss from a Rose」はとてつもない人気を誇り、Katherine Jenkinsやアンジェラ・アキ、果てはNorthern Kingsにまでカバーされています。
 今作はそんな彼の五作目にあたり、どことなくダンスホールのようなノリになっています。輸入盤全11曲47分という構成で、トラック2、11はそれぞれ名曲「Amazing」が別バージョンとして入っています。まぁ個人的には「Amazing」より四曲目の「Loaded」の方が好きですけどね。一時期ものすごくハマりました。
 声は意外とハスキーで、例えるとしたらちょっとかすれたセルジオ・メンデスといった感じでしょうか。聴きやすいです。曲調はポップが基調なんでしょうが、今回はダンスホールのリズムも取り入れたように感じますね。若干テクノも入っていて聴いてて飽きません。さすが世界で300万枚売り上げるだけありますよ。スゴイ才能ですね。
 ちなみに私のお気に入りトラックは1、2、4、7、8で、サビと歌詞がいいものを選びました。私にしては結構ポジティブな曲多いです(汗)
 それにしても今作はいい曲がそろってますね〜。特に前半の流れからは力強さを感じますよ。ただ国内版はボーナストラックが凄まじいことになってます。「Amazing」の別バージョンがいっぱいありますよ(汗)いや〜、輸入盤で良かったです。いくら名曲だからって三曲も続けて同じ曲は疲れますって(汗)
 このアルバムは洋楽でポップが好きな方やダンスホールミュージックが好きな方にオススメします。しかしダンスホールミュージックといってもFlo RidaやSean Paulのようなコテコテな感じではないのでご注意ください(汗)ちなみにSealの曲はNorthern Kingsもカバーしてるので、メタラーの方も興味が沸いたら聴いてみるのもいいかも知れませんよ。