The Crest

Vain City Chronicles

Vain City Chronicles

 このバンドはノルウェー出身のゴシックメタルで、今作が二作目にあたります。やわらかい歌い方をする女性ボーカルのおかげで、非常に聴きやすいゴシックメタルとなっていますね。ちなみにボーカルのNell嬢はTheatre Of Tragedyでも歌っています。実は現Leaves`EyesのLiv嬢とは犬猿の仲だったりして・・・!・・・いや、私の勝手な妄想です(汗)
 それから色っぽいジャケットですね〜。「Vain City Chronicles」というタイトルにマッチしてますよ。ディスクもそれっぽい雰囲気出てますし。しかしこれは何かのコンセプト・アルバムなのでしょうか?懐かしのアーケードゲームファイナルファイト」みたいな感じですかね(汗)・・・もちろん、冗談ですよ(汗)
 あとどうでもいいですけど、このアルバムのCDケースはすごく特徴的なつくりになってますね。紙ジャケです(汗)数年後にはぼろぼろになるのでは・・・?まだ一年経ってないのにすでに所々破れていますし(汗)非常に不安です。。。
 アルバムは全11曲45分という構成で、一曲が約四分くらいで五分を越す曲はないです。また曲調は程よいミドルテンポで、しっとりと聴かせてくれます。激しさはまったくありません。あとはこの優しい声質のためか、ほとんどの曲が爽やかに聴こえてしまいます。さすがはTheatre Of Tragedyで歌うだけありますね。そのうちCradle Of FilthのPVにブランコに乗って出演できるかも知れませんよ(笑)
 ちなみに私のお気に入りトラックは1、2、3、4、5、6、9で、その中でも一曲目と六曲目は特にキャッチーで聴きやすいです。あと七曲目は途中おじさんが入ってきてロシア語(?)で何か語っていきます(汗)なんとなく「胃潰瘍」って聴こえる部分があるのですが、気のせいでしょうか(大汗)
 今まではボーカルのことばかり書いてきたので、次は楽器系についてです。
 ツインギターにドラム、ベースという構成で、キーボーディストはいません。そのかわりギタリストのKristianがシンセサイザーでいろいろな音を織り交ぜているようです。アルバム全体に漂うメロウな雰囲気を作り出しているのは、実はバックで鳴り響くヴァイオリンなのかもしれませんね。あと他の楽器ははあまり目立たないようにしているように感じます。ギター系はあくまで低音を出すため、ドラムはあくまでリズムをとるため、と言ったところでしょうか。要するに雰囲気重視ですね。ゴシックメタルらしいです。
 このアルバムは特に聴く人を選ぶようなものではありません。Evanescenceが好みの方はなんの違和感もなく聴けるのではないでしょうか。ただドラムやギターはやや控えめなので、激しいものが聴きたい方にはオススメできません。