Obituary

Back From the Dead

Back From the Dead

彼らはアメリカンデスメタルの重鎮で、シャウトなのかデスボイスなのか複雑な心境のバンドです(汗)今作は一時あった解散騒動の後に出されたアルバムで、これが出ると分かった時には非常に注目を集めたそうです。ちなみにこのアルバムのタイトルもそれを意識したようですね。非常に分かりやすいです(汗)ちなみに最初に日本公演を行ったデスメタルバンドです。
アルバムは全11曲計38分、11曲目がボーナストラックという構成になっていて、なんとも潔い感じがします。一曲が三分にも満たない曲が五曲もありますからね(汗)
そして問題のジャケットです。。。表はまだ許容範囲ですが、裏ジャケが惨いことに・・・!頑張れば高校の授業でもつくれそうなCGのレベルです!ディスク入れの裏側に描いてある絵はさらに凄惨なことに・・・!十数年前はこんなものだったんでしょうか・・・。技術の進歩とは素晴らしいものですね・・・(泣)
って見た目はどうでもいいのです!本当に重要なのは中身です!このバンドのアルバムはこれしか聴いたことがありませんが、聴いた限りではなかなかカッコいいじゃありませんか!
一曲目から三曲目までは三分未満の曲が続き、あっという間に過ぎ去っていきます。そして四曲目は一際クールな曲で、これが個人的に一番気に入ってます。あとの曲もいいのですが、流れ的には四曲目までのつくりが非常に良いです。でもタイトルトラックだけはどうも単調に聴こえてしまうのが難点ですね。短いものばかり聴いた後だからでしょうか。五分が長く感じましたよ(汗)しかしさすがデスメタルというだけあって重たくてカッコいいリフで攻めていますね〜。どの曲もいい感じのギターリフで進行していき、スローから疾走まで上手く取り入れられていますよ。本当に聴きやすいアルバムです!ちなみに私のお気に入りトラックは1、2、3、4、5、7、11です。これでも絞った方なんですよ。。。
ただ一つの難点であるボーカルについてですが、シャウトかデスボイスか悩みどころです。デスボイスデスメタルの基準と言われているので、この歌唱方法には賛否両論あるんですよ。個人的にはシャウトだと思うのですが、デスメタル初心者からしたらちょうどいいデスボイスなのかも知れませんからね。デトロイトメタルシティの歌唱方法はこのバンドを真似たものだとずっと思っているのですが、実際はどうなんでしょうか?まぁとにかくいろいろ言われてますが、私はこれはこれで有りだと思いますよ。しっかり低く唸ってるとこもありますし、なによりこのギターの扱い方はまさにデスメタルそのものですからね。いやはや複雑ですな〜(汗)
ボーナストラックについてですが、これがなんとラップ!!ブリー・ボーイズなるヒップホッパーと組んだそうです(汗)何気にカッコいいですよ!二曲目のギターリフにあわせて渋いラップが入ります!1分50秒を過ぎたころに入ってきたジョンのボーカルが薄く聴こえてしまいます!(汗)ってかこれ聴いてたらなぜかマイアミバイスを思い出しましたよ!ラップメタル、やっぱりいいですね!
さてこのアルバムですが、デスメタル初心者の方にオススメです!というかこれから入りましょう!デトロイトメタルシティを聴いたからといって調子に乗ってKrisiunやMonstrosityを聴いてはいけません!あと初心者ではない方で未聴の方もこれを聴いてみてはいかがでしょうか?メタルの歴史がちょっと分かるかもしれませんよ(笑)