Lunatica

ジ・エッジ・オヴ・インフィニティ

ジ・エッジ・オヴ・インフィニティ

スイス出身のシンフォニックメタルバンドで、このアルバムが三作目にあたります。アンドレア・ダトヴィーラルという女性ボーカルを起用しており、その聴きやすい声質はバンドの特徴の一つといえるでしょう。それと今回はなかなか有名なゲストボーカルが参加しているようですね。一人は元Asiaのジョン・ペイン氏、そしてもう一人は元At Vanceのオリヴァー・ハートマン氏です。どちらも大御所ですね(汗)それぞれ六曲目と十曲目に参加しています。
ジャケットについてですが、見ていただける通り幻想的な世界が表れていますね。前作、前々作もこのような感じで、このバンドの世界観そのものだと思います。私はこういうのが大好きなんですよ〜(笑)パソコンの壁紙はLunaticaですし(笑)
さてサウンドの方ですが、これはコンセプトアルバム・・・に見せかけた個別のストーリー(?)となっています。一曲目のカッコいい語りで勘違いしてしまいましたよ。日本盤を購入したのですが、歌詞カード冒頭の解説にもこれに似たようなことが書いてありました(汗)みんな感じることは一緒なんですね。。。しかし幻想的なことには変わりなく、曲調とマッチしていてすごく説得力があります!それと所々で用いられるツーバスはいいアクセントになっていて、メタルを聴いているんだという安心感に包まれます!
そしてさすがシンフォニックメタルというだけあって、至る所でシンセサイザーが使われています。しかしNightwishよりは控えめな印象を受けますね。乱用はせずにあくまでギターを目立たせている、と言ったところでしょうか。なかなか好感が持てますね(笑)
アルバム内容は日本盤で全12曲計57分で、二曲のボーナストラックが入っています。ただしこのボーナストラック、このアルバム中の曲の別バージョンなんです。しかもそのせいでEmOceanという8分50秒もある曲を続けて聴かなくてはいけません(汗)別バージョンといっても大して変わりませんし(汗)これは正直いりませんね〜(汗)
ちなみに私のお気に入りはトラック2、3、4、9、10で、特に四曲目の「Who You Are」は傑作です!あとは歌詞ですね。帯にストーリー・テラーと書いてある通り、結構深い歌詞が書いてあって面白いです。幅も広いですし。しかしラブソングだけはどうも微妙ですね〜(汗)六曲目「Song For You」と八曲目「The Power Of Love」です。こんなのどこにでもいそうじゃないですか(汗)曲調はいいのにもったいないですね〜。個人的には明るすぎるんですよ。影ができない光はないんですから、もっと暗さを入れてほしかったです(汗)絵の描き方だってそうなんですよ。光を強く表現するために影を濃く描くんです。・・・ってこんなことはどうでもいいですね(汗)
全体的にみてこのアルバムは非常に聴きやすいです。日本盤が出るくらいですから当然と言えば当然なんでしょうけど・・・(汗)シンフォニック系が好きでまだ聴いたことがないという方はぜひ聴いてみてください。