Forgotten Tomb

Negative Megalomania

Negative Megalomania

このバンドは冗談抜きで危険思想のデプレッシヴ・ブラックメタルで、歌詞の内容はバンド名通り強烈にネガティブなものばかりです(汗)このバンドのアルバムはこれしか聴いていませんが、当たり障りのない程度に感想とかを書きたいと思います。
今作が四作目となり、日本でもそれなりに知名度があるようですね。この世界の重鎮・・・なんでしょうか?よくわかりませんが(汗)このアルバムは全5曲入り計57分という長さで、暗黒世界に浸るには十分すぎるほどです。間違っても歌詞を意識して聴いてはいけませんね・・・(汗)
今回のジャケットは別に普通ですが、以前のアルバムのジャケットは凄惨を極めています(汗)アマゾンとかで見ていただくと分かるのですが、なんとバスタブで血を流している女性が・・・(大汗)ブルデス系のジャケットにはない本物の恐怖を感じますよ・・・。ってかまぁブラックメタルはそういうのばっかりなんですけどね。。。
さて問題の演奏内容ですが、全体的にスローテンポで進んでいきます。一曲目だけは若干疾走しているように感じますが、ShiningやBlood Red Fogのような爽快感はありません。しかしメロディが凄まじくカッコよく、これ一曲で十分満足できるレベルです。実際私はこの曲だけが目的で購入しましたからね。曲の長さは7分50秒で、アルバム中一番短いです。
二曲目はいきなりスローテンポで始まり、約3分30秒ずっと似たような調子が続きます。一曲目とのギャップがあまりにも激しくてだんだん飽きてきたのですが我慢して聴いてみると、なんと想定外のクリーンボーカル登場!!初めて聴いたとき思わずここで再生中止してしまいましたよ(汗)本当に不意打ちでした・・・(汗)まさかツインボーカルだったなんて・・・。気を取り直してずっと聴いてみたのですが、その後もあまり変化無く終わってしまいました。正直微妙です(汗)曲の長さは11分47秒です。
三曲目はタイトルトラックで、なにやらホラー映画の始まりにあるような怪しい語りで曲に入ります。この曲はミドルテンポで進行し、たまにツーバスも入る感じです。2分を過ぎた辺りからちょっとずつ曲調が変わっていきますが、これはなかなかいい感じですね。・・・相変わらずクリーンも入りますが。。。そして4分50秒を過ぎた辺りからなにやらカッコいいギターリフが!イメージするならメタルコアにあるような重い感じですね。この曲は11分40秒と長いですが変化に富んでいて飽きずに聴けます!若干Opethっぽいです!11分40秒です。
四曲目もクリーンボーカルで始まり、スローテンポで進行していきます。しかし二曲目よりメロディアスなボーカルラインのため、聴いていて嫌になることはありません。そしてやっぱりそのままなんの変化もなくフェードアウトしていきます・・・。単調であることには変わりありませんね(汗)11分40秒です。
五曲目は唸り声とミドルテンポで始まります。いい感じですね〜。曲の雰囲気的にはデスボイスしか使っていないこの曲が一番邪悪かも知れません。そしてついに3分30秒辺りからお待ちかねの疾走!!冷たいメロディが身に沁みますね〜。私、疾走の気持ちよさを忘れていましたよ(笑)そしていったん曲調が元に戻りまたしばらくミドルテンポが続いた後、7分30秒辺りで再び疾走!ブラストビート気持いいです!そしてその後はひたすらカッコいいメロディが続き、「There is no tomorrow(No future at all)」というあまりにも爽やかなことを繰り返し叫びながらフェードアウトしていきます!いい終わり方ですね〜(汗)曲の長さは最長の14分6秒で、とっても気持ちよく終わります(汗)
これですべての曲が終わりですが、このアルバムはファストブラック好きの方にはオススメできません。また、クリーンボーカルが入っているため、聴く人をかなり選ぶと思います。このアルバムは一度よく考えてから購入することをお勧めします。