Nocturnal Rites

8th Sin

8th Sin

 彼らはスウェーデン出身のメロディックパワーメタルバンドで、タイトル通り今作が8作目となります。私は日本盤を購入したのですが、帯に書いてあることに偽りはありません!これはもはや名盤と言って差し支えないと思います!
 日本盤全12曲約46分、トラック12がインスト、トラック10がボーナストラックという構成です。曲調はほとんどがミドルテンポで、ずっしりくるギターを中心に曲が展開していきます。キーボードは雰囲気程度の使用に感じますが、おそらくこれがなくなったら完全に違う曲に聴こえるかもしれませんね(汗)それほど上手い使い方がされています。あとはテクニカルなギターソロも含み一曲一曲の構成が巧みで、全体的にくどくなく聴きやすい作品に仕上がっています。
 かつてはデスメタルバンドとして活動していた彼らですが、今ではピュアメタルの王道としてメタルシーンの明日を担う存在までになりました。どんな心境の変化があったかは知る由もありませんが、そこが運命の分かれ道になったことには間違いないはずです。スウェーデンと言えばIn FlamesやAt The Gatesといったイエテボリサウンドが有名ですが、おそらく彼らもそれに影響されたのでしょう。どのメロディラインもメロデスになったってなんの違和感もないくらいなのです。
 さて、褒めすぎましたね(汗)私にしては褒めすぎましたよ。しかし本当に最高傑作なのですから仕方ありませんって。もう書くことがありません。一応書いておきますが、私のお気に入りトラックは1、2、4、7、8です。必死で選びました(汗)
 このアルバムはメタル初心者はもちろんのこと、ロックを聴く方にもオススメします。これを聴くことでメタルはただ叫んでるだけというマイナスのイメージを払拭してもらいたいものです。