Sepultura

Chaos A.D.

　やたら空耳が多いことでも有名なブラジリアン・スラッシュメタルバンド「Sepultura」の五作目です。タモリさんも知ってるほどの超有名バンドですね。。。そして彼らはすでに活動を開始してから二十年が経過しているというベテランで、スラッシュメタルの重鎮とまで呼ばれています。・・・が、バンド創設者であるカヴァレラ兄弟は既にバンドを離脱しており、果たして同じバンドとして存在しても良いのかどうか気になるところなのです（汗）
　さて、曲名からしてプロパガンダの香りがぷんぷんする今作ですが、曲はそれなりにカッコいい。。。一曲目の「Refuse/Resist」はカラオケに採用されるほどの人気で、誰でも気軽に歌うことができます。ちなみにこないだ気軽に歌ってみたところ、友達に白い目で見られたうえに場の空気がゴーストタウンばりに静まり返ったのは言うまでもありません。。。・・・本題に戻りましょう（汗）二、三曲目まではクールなギターリフで首を振ることができるのですが、それ以降はなにやら全体的に失速したように感じてしまいます。曲中にメタルコアでいうビートダウン・モッシュパート的なパートが含まれるためかも知れませんが、これは賛否両論別れるとこだと思いますよ。個人的にはモッシュパートより疾走感溢れるスラッシュメタルの方が良かったです。
　それと一応書いておきますが、日本盤ラストの「Policia」という曲は隠しトラックの位置づけらしく、聴いてみるとデプレッシヴブラックメタルバンド「Blood Red Fog」以上に発狂しちゃっていました（汗）笑い声だけ・・・？なんの脈略もありませんよ（汗）ここまで無意味なボーナストラックは初めてでしたね。ええ、初体験ですよ。。。
　あと書き忘れていましたが今作は日本盤で全13曲約50分という構成です。ってかやっぱり13曲は多いですね（汗）アルバムは10曲以内が一番聴き易いですよ。一曲一曲しっかり聴きこむこともできますしね。。。
　ということで、残念ながら今作は個人的に好みのものではありませんでした。アルバム序盤は良かったのですが、中盤だれるのはキツイです。