Nortt

Galgenfrist

Galgenfrist

を紹介します

 今巷で大人気の我らがフューネラル・ドゥーム「Nortt」のサードアルバムです(汗)これを聴くたびに思うのですが、私も来るとこまで来てしまいましたね。もし家族に聴かれでもしたら精神科に連れて行かれそうになる一枚です(汗)
 「Nortt」はデンマークのソロプロジェクトで、100%闇夜のダークアンビエントの中を引きずるようなノイズギターがのたうち地を這うようなうめき声がこだまするというその音楽形態は「究極の死の体現」とも呼ばれております。・・・個人的にですが(汗)
 このバンド(?)の特徴はやはりこの異様なまでの遅さ、暗さでしょう。ドラムが平均で二秒に一度しか鳴らず、ギター、ベースはすべて残響音です。唯一メロディと呼べるものはシンセサイザーによるものですが、どす黒いリフを何度もひたすら繰り返すというまさに一片の木漏れ日すら感じられない構成です。はっきり言ってこのアルバムには感情というものはありません。ひたすら「死」へ向かっていくだけです。同じフューネラル・ドゥームのEvokenやSkepticismはかすかに「光」が感じ取れますが、「Nortt」にはそれが一切ないのです。
 さて恐ろしいことばかり書きましたが、一応お気に入りトラックはあります(汗)二曲目の「Til gravens vi」、三曲目の「Af dode」、六曲目の「Havet hinsides havet」は良い出来ですね〜。何が良いのか自分でもよく分からないのですが、もしかしたら自己破壊願望が反応しているのかもしれません・・・。
 このアルバムは正直言うと人に勧めるものではありません。勧めたら「死ね」と言っているのと同じようなものです(汗)そしてもし友達に聴かれたら99,6%くらいの高確立で引かれると思います(汗)これを聴いてることはあまり公言しないようにしましょう(汗)