公明党の恐怖

 今朝モーニングコールが来たと思ったら高校時代の旧友で、何かと思えば
 「来月の参議院選挙は公明党をよろしく」
 などとほざかれた上に、てきとーな返事をしていたら若者の政治に対する関心が云々というご高説まで賜ってしまいました。もうね、勘弁してくれ!そんな風に学会員を動かさなければ集まらない票など、無意味甚だしいんですよ。
 フランスでカルト指定された宗教団体「創価学会」を支持母体とする公明党、そんな彼らが推進する法案の中で「人権擁護法案」なるものがあります。これはいろいろな場所で議論されているのでご存知の方も多いはずですが、一応簡潔に説明すれば、現在人権侵害に対する訴訟は制度的に面倒な点が多いため、これを是正するために新たな機関(人権委員会)を設置し、訴訟までの流れを簡略化しようとするものです。その実態を要約すれば
 「疑わしきは罰せよ」
 などというとんでもないものなのです。なお、今年の政権交代によって人権委員会設置法案再提出は見送りになりましたが、このような法案を通そうとする連中はまだまだいるんですよね・・・。
 この法案の恐ろしい点は言論の弾圧と、ある種の監視社会を形成してしまう可能性がある点です。そもそも「人権」の定義が不確定であるため、判断を下す人権委員会の恣意性が介入するのは間違いありません。従って人権侵害の範囲が不安定かつ恣意的なものであるならば、その人権委員会寄りの人間が有利であることは明らかです。こうなれば訴訟すれば勝てるのですから、人権委員会寄りの人間による訴訟の件数が激増する可能性があります。まぁ極端な話かも知れませんが。。。
 右寄りとか左寄りとかそういう問題以前に、このような監視される社会って住みづらいと思うんです。それが嫌だから私はこの法案に対してNO!と言い、このような法案を推進する団体を拒否するのです(団体によってはそれ以外の理由もありますが)。考え方は人それぞれで、すれ違うのは必然的です。そこに介入して画一的な「平等」を与えたとしてもそれが果たして根本的な人権の意味に沿うものなのか、疑問を呈さざるを得ません。
 ・・・ちなみに、マイナンバー法案も破棄されて欲しいと考えています。